歴史

風情が漂う篠山城下町

丹波篠山は古来より交通の要として栄えてきた歴史を持ち、街並みや文化に京都の影響が色濃く反映されています。 慶長14年に徳川家康の命によって築城された篠山城の城跡とそれを取り囲む城下町の一部は国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。 武家屋敷群と妻入商家群一体となっている景観は全国でも貴重な街並みであると評価され、「美しい日本の歴史的風土100選」と「日本遺産」に認定されています。

城下町の写真

デカンショ節

「デカンショデカンショで半年暮らす

あとの半年ねて暮らす」

丹波篠山の歴史と文化を歌詞にのせた民謡「デカンショ節」。歌詞は地域や時代ごとに様々で、丹波篠山の気候や風土、名所、人情、特産が歌い継がれています。今日においても新たな歌詞を生み出し、今や300番にも上り、脈々と歌い継がれています。文化庁が2015年に創設した制度「日本遺産」。その第一期目に選定された全国18件の日本遺産の中で、丹波篠山市のデカンショ節を要にしたストーリー「丹波篠山 デカンショ節−民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶−」が認定されました。

デカンショ節の写真

国の伝統的工芸品「丹波立杭焼」

800年以上もの歴史を持つ丹波焼は、全国的にも有名な日本六古窯の1つであり、「日本遺産」としても選定されています。湯呑や徳利、壺などの生活用器を中心に独特の色合いや文様が特徴。丹波伝統工芸公園「立杭 陶の郷(すえのさと)」では約50件もの窯元の陶器販売や陶芸体験が行われており、秋に行われる「丹波焼陶器まつり」では2日間で約10万人もの人出となる賑わいを見せています。

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